どんな枕がおすすめ?選択のポイントを詳しく解説

近年になって眠りの質が重視されるようになってきました。

各社からいろいろな仕様のベッドが発売されているので、これから買い替えようと考えている人もいるでしょう。

しかし、ベッドを変えただけで満足するのは早計です。

適切な枕を使用することによって、はじめて快適な眠りを手に入れられます。

しかし、どのような仕様のものが良いのか分からないという人も見受けられます。

ベッドに関しては、スプリングの硬さなど選択の重要なポイントを知っている人は多いです。

しかし、枕はあくまでもベッドのオプション品のような捉えている傾向があり、深く考えずに選んでしまう人が後を絶ちません。

実は選び方のポイントは難しくないので、この機会に把握しておくのがおすすめです。

※参考:おすすめ!自分に合った枕の選び方

 

自分にぴったりな高さのものを選ぶ

最初のポイントは、自分にぴったりな高さのものを選ぶことであり、そうするだけで快適性は大きく変わります。

逆にいうと、自分に合わない高さのものを選んでしまうと、いろいろな支障が体に生じることになってしまいます。

肩凝りのような体の違和感となって表れることもあれば、いびきのような現象となって表れることもあります。

なかには不眠症に陥ってしまう人も珍しくありません。

こういったリスクを下げるためにも、高さに関しては妥協しないことが大切です。

分かりにくければ、性別と体格ごとに推奨されるタイプを参考にすると良いでしょう。

たとえば男性は高めが合いやすいのに対し、女性は低めが合いやすいという違いがります。

体型に関しては太い人は高めが良いですし、細い人は低めのほうがフィットしやすいです。

また、寝る向きを参考にして選ぶのも一つの手です。

仰向けで寝ることが多い人は、首の骨がゆるいS字の傾斜になるような高さが向いています。

横向きで寝ることがメインなら、首の骨がまっすぐになるように肩幅を考慮した高さにするのが望ましいです。

上記のようなセオリーはありますが、自分の好みに合わせて選ぶ方法もあります。

 

ある程度は好みを優先して選んでもよし!

いくら体への負担が小さい理想のものがあっても、自分の好みからかけ離れていると、なかなか寝付けない状態が続いてしまいます。

体に良いと分かっている食べ物でも、その味が苦手なら食事が苦痛になってしまうのと同じです。

したがって、ある程度は好みを優先するのは間違った方法とはいえません。

柔らかいもので頭を包み込まれるような状態で寝たいなら、面積が広くて羽毛が入っているものが良いでしょう。

これはホテルでよく用いられているタイプであり、横に長い分だけ寝返りをよく打つ人にも適しています。

一方、頭があまり沈まない硬めのものが好きな人も多いです。

そのような人はパイプがしっかりと詰まったものを選ぶと満足できるでしょう。

この2種類はコンセプトがまったく異なり、どちらか一方でしか眠れないという人も見受けられます。

もちろん羽毛やパイプ以外にも素材はありますが、いきなり切り替えると馴染めない恐れがあります。

いつでも以前の枕に戻せるように、処分しないで置いておいたほうが安心です。

 

オーダーメイド枕のメリット

また、オーダーメイドで自分に合ったものを作ってもらう人も増えてきました。

ほぼ100%の確率で自分に最適なものを手に入れられますし、専門知識を有しているスタッフにサポートしてもらえるのも大きなポイントです。

たとえば肩凝りがひどいと伝えれば、その解消に役立ちそうな枕を作ってもらえるでしょう。

そして、完成品の使い方についても丁寧に指導してもらえることが多いです。

ただし、完成して自宅に届けてもらうまで数日間はかかる可能性があります。

さらに、湿気を逃がす性能について確認するのも忘れないでください。

人は寝ている間に大量の汗をかくので、朝になると枕のなかに大量の水分が溜まっていることも少なくありません。

それを溜めこむとカビの発生を促すことになるので、できるだけすぐに発散する仕組みが必要です。

それにも関係しますが、通気性が良いことも重要なポイントになります。

空気がスムーズに通ると、湿気だけでなく熱も外に放出することになるのです。

その結果、夏の寝苦しさの解消につながることもよくあります。

衛生面の良さを優先するのも悪い選び方ではありません。

素材に抗菌性能のあるものを選んでおくと、肌トラブルを防ぎやすくなるメリットがあります。

睡眠中は寝返りを打ったときに、顔の表面を何度も枕に擦りつけるのが一般的です。

その際に、素材の表面に付着している菌が顔に移動してしまうことがあります。

その移った菌が顔にあるニキビや傷の中に進入してしまうと、それらが悪化してしまうかもしれません。

したがって、菌やダニの繁殖を抑えられる仕様であることを条件にする人もいるぐらいです。

洗濯したくなっても、それが可能と明示されていなければ諦めてください。

中のものが偏ってしまい、寝心地が一気に悪くなるケースもよくあるからです。

洗いたくなる可能性が高い場合は、購入前に仕様をしっかり確認しておきましょう。