【解説】自費出版の魅力とは

「趣味として自費出版を考えている」
「自費出版ってどれぐらいの費用がかかるの?」
「自費出版のメリットが知りたい」

今では多くの方がお仕事以外に、趣味となるものを持つ時代となりました。
これはセカンドワークとも言い換えられるもので、働くための生き甲斐を趣味に見出そうというものです。
1960年代の高度成長期に活躍された年代というと、今では団塊の世代と言える方々を指します。
70歳以上の方が言い当てはまるわけですが、この方々は働くことに生き甲斐を持っていたといえるでしょう。
その反動でいまでは、全国各地を飛び回って旅行などに時間を費やす方も増加しました。
旅行に行った思い出や、撮影した写真などがたくさん手元にあるという方もたくさんいます。
それらをひとまとめにして、写真集や書籍を出版したいと思いませんか。
それを実現するのが、自費出版というものです。
ここではこの自費出版の魅力や得られるメリットなどを、詳しく解説をしていこうと思います。

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はじめての自費出版はエッセイやコラムがおすすめ

まず簡単に出版をするということはどのような行動なのか、それを見ていくことにしましょう。
国内では毎年、約5000種類以上もの本が世の中に出ており、書店などで買い求めることが可能です。
大半のものが作家と呼ばれる方が担当をしている書物で、小説や伝記などで構成をされているものになります。
芥川賞や直木賞を受賞された著名な人が書いているのですが、このジャンルは素人ではあまりメリットがない出版となります。
その理由は、購入しようという方は作家の知名度を優先して、読みたい作品だと感じるからです。
まだ無名だと内容も陳腐であると連想をされるため、購入者が少ないというわけになります。
それとは異なり、エッセイやコラムなどは、芸能人でもたくさん出されており、さほど文才に左右をされるジャンルではありません。
そこではじめて自費出版をされる場合は、このエッセイやコラムのジャンルがおすすめです。
先述をしたように旅行を題材にしているのであれば、行った先々の写真を活用した写真集を出すのもひとつの手にあります。
または観光ガイドブックというものも良いでしょう。
こちらは昨今ではイラストを多用したものが人気で、若い女性が買い求める傾向にあるものです。

自費出版の方法

ではどのようにして自費で出版ができるのでしょうか。
その方法を見ていくことにします。

自分で作品を作る

まずは自分で作品を作ることからスタートしていかないといけません。
通常は原稿用紙に手書きで文章を記述していくものです。
いまではパソコンのワープロソフトを利用されるケースもあるので、こちらを使っても構いません。
なお、本業ではなくあくまでも趣味の一環という風にとらえるのであれば、空き時間を活用して制作をしていくことも大切です。
500ページ以上の大作であっても、毎日1ページずつ記述をしていけば1年半程度で仕上げることができます。
毎日何十ページも時間をかけて挑むと疲れるので、気長に完成をさせていくようにしないといけません。

出版社探しを行う

それが完了したら、次は出版社探しをおこないます。
大手新聞社はもちろんのこと、書籍専門の出版社は全国各地にあります。
そこでは必ず作品の持ち込みに対応をされており、尋ねることが先決です。
なお、新聞社に至っては、読者に向けた自費出版サービスというものをなされており、100冊単位から印刷・製本をしたものを手に入れることができます。
個人で所有をして、仲がいいお友達や知り合いなどに配る程度えであれば、100冊ほどから作っていくといいでしょう。
本格的に出版をして印税を手に入れたいという場合は、書店の系列の会社を訪ねることです。

自費出版の費用について

ここからが、自費で出版をするのに必要なコストも見ていくことにします。
プロが出版をする場合、会社からの依頼で作品を作ります。
つまり、お仕事であると考えられるので、制作コストは一切掛かりません。
かたや自費の出版となると趣味の集大成の作品となるため、自分で費用をまかなう必要があるわけです。
まずは原稿用紙代のほかに、各地を巡る旅費・そして印刷費用などとなるのですが、約50万円前後を用意しておく必要があります。
100冊単位で50ページ程度の書籍を参考にしましたが、モノクロ印刷でページ数も少なければそれだけ必要な費用は減ります。
まずは自分が用意できるコストを考えてから制作に取り掛かるようにしましょう。

自費出版をすることのメリット

自費出版のメリットを見ると、生き甲斐を見つけられる・発表する場が手に入るというものです。
せっかく趣味で写真をたくさん撮っていても、見せる相手がいなければ世に出ることはありません。
そのまま溜めていても仕方がないと思われる方も大勢います。
そういうときは自費出版をして、書店に並べるようにするのが賢明です。
少し費用は掛かりますが、一度出版をしたものは半永久的に世の中に普及をし続けます。
国会図書館にも蔵書として記録を付けられるので、ご自身のいいメモリアルにすることも可能です。
これから新しい趣味を見つけたいという方がいたら、積極的に挑戦をしてみましょう。