【後藤塾】ビル管理に含まれる沢山の仕事内容

「ビル管理の仕事に興味がある」
「ビル管理の具体的な業務内容について知りたい」
「太平エンジニアリングの後藤悟志社長の経歴は?」

大きな商業ビルや商業施設に関しては、運営をしている会社や物件の不動産管理会社ではなくビル管理を専門に行う会社に依頼をすることが多い傾向にあります。
一般的なマンションの場合は不動産管理会社が担当することが多いのですが、ビル管理の場合は仕事の範囲が非常に広く、専門的知識や資格が必要とされる仕事内容もあるので、専門に引き受ける会社が全国各地で活躍をしています。

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後藤悟志社長が紹介するビル管理業務

まずは基本的な仕事内容は清掃作業をあげることができ、対象となる範囲は共用スペース全般です。
例えばエントランスから1階ホールのスペース、廊下や階段、窓ガラスがあり、屋外側では敷地内の外周の掃除も必要とされます。
清掃作業は多くの方が簡単な作業と認識していることがありますが、実際には生ごみが捨てられていたり、汚物の撤去や残置物の撤去作業なども含まれるので決して簡単ではありません。
1階には各テナント用に集合ポスト完備している物件がありますが、外部の方からのポスティング作業によって広告類が投函されることもあります。
各テナント側で処分していれば問題はありませんが、集合ポスト周りに廃棄されてしまうこともあり、ビル管理では対策として廃棄用のゴミ箱を設置するなど、常に整理整頓されている環境を守ることも重要です。
ビルによっては屋外に大きなサイズのダストピットを設置していることも多く、産業廃棄物以外できちんと分別されていれば問題はありませんが、道路側の歩行者から近い位置に設置をしている場合、第三者によってゴミの不法投棄をされてしまうリスクはあります。
この場合も常に綺麗にする管理が必須となるので、放置をせずに直ぐに撤去をすることやダストピットに不法投棄をさせないラミネート加工をした文書を貼り付けている物件も少なくはありません。

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給排水や給湯器の管理も行われる

専門的知識や資格が必要となるビル管理の仕事内容は、配電盤の管理の他、空調管理も対応範囲になり、給排水や給湯器の管理も行われています。
この範囲の仕事内容は壊れてから修理をするものではなく、壊れてしまう前に点検整備を行うことによりビルのテナント側や利用者も快適な空間を保てるようになります。
ガス漏れや電気漏れ、水漏れや火災報知器など沢山の設備が完備されていることが前提にあるので、24時間365日にわたり管理者が常にビル内に在籍をさせていることも目立ちます。
もしも夜間に火災報知器が鳴ったとしても無人であれば火災被害を受けてしまいますが、管理者が常駐していることで被害を回避できたり被害を最小限に留めることもできるのでかなり重要な仕事ではないでしょうか。
他にもテナントとして使っている会社側が24時間営業をしている場合、夜間に水漏れが起きてしまう問題もあります。
水漏れやつまりのトラブルに関しては、外部発注をしていることが多く、同じように24時間営業をしている水回りのトラブルを解決する専門会社と提携する方法で即座に修理作業を終わらせることができます。

警備の仕事の問題点

警備としての仕事内容もあり、不審者が入り込んだ場合にエントランス側に窓口を設ける方法で犯罪を未然に防ぐことができたり、ビル内にいたずらをされてしまう問題も回避できます。
警備の仕事は重要ではありますがビル管理を行う方は限界というものが出てしまいます。
この対策は警察への通報ボタンを完備しておくことで犯罪を受けない環境を作り出せます。

1年に1度必ず法定点検を行うことが義務化されている

書房設備保守点検や外機消防設備保守点検、スプリンクラーの点検、防火対象物定期検査など他にも沢山の点検がありますが、この範囲では1年に1度必ず法定点検を行うことが義務化されているので、管理者はスケジュールを明確化する作業も欠かせません。
それぞれ資格を取得している方が点検をすることが必須になり、点検後に提出する書類の発行も必須です。
管理を引き受けている会社の中には有資格者を雇用している場合もありますが、もしも自社内では行えない場合は専門とする外部の会社に依頼をする方法でも問題はありません。
不動産の管理会社の事例では、入居者やテナントからのクレームを処理することが行われており、その中には騒音問題や設備機器の故障、退去をする際の対応なども含まれますが、ビルの管理でも同じように仕事内容に含んでいることが多いので、仕事の範囲がかなり広いことは特徴的です。
管理スタッフは規模により1名ではなく複数名を同じビルに常駐させていることも多く、1人では不可能な作業があった場合でも対応力を高めるためにスタッフを増やしているビルも実在しています。

まとめ

通常の範囲では設備の点検や清掃作業、警備の仕事などがメインになりますが、会社によっては退去者が出た場合、立ち会いで専有スペースの点検を行い、スケルトンの状態に戻す仕事を引き受けている場合もあります。
同じようにに新しくテナントとして入る会社に対しても、物件の案内や専有スペースを利用する上での注意事項などを伝える仕事も担当範囲とするビル管理の会社も全国各地で活躍しています。